2023年7月24日
政治家は極めて人間的な泥臭い仕事だと思う。
政治自体が人間の業が渦巻く世界だからだ。
人間は、過ちを犯し、迷い、悩み、怒り、悲しむ存在である。
決して無菌室で培養される清廉潔白で混じり気の無い生物ではない。
もちろん、悪いことは悪い。
しかし、人間のサガを思うと、情状酌量の余地はあると思う。
そう考えると、完全無欠の無菌培養生物としての政治家などありえない。
それを前提に批判をしても、何だか空虚な議論に終始するという気がする。
極めて人間的であり、金権政治と呼ばれた角栄さん。
何故か、この人が今の時代にいたらどうなっていたかと考えてしまった。
人間の本性を抱擁できない社会はロクなもんじゃない。